MDB東京問い合わせ先:03-6202-1290/mdb_info@jmar.co.jp
MDB大阪問い合わせ先:06-6233-2306/mdbosaka-info@jmar.co.jp

Voice2 資料室

今回は素材メーカーの資料室のユーザー様より1969年よりご入会いただいているマーケティング・データ・バンク(以下MDB)の活用状況についてお伺いいたしました。

MDBは入会したらとにかく使うこと

とことんつきあえば自分にもノウハウが蓄積できる


素材メーカー 資料室
素材メーカー

仕事内容について教えてください

弊社はご存知の通り、高分子分野のさまざまな先端材料を開発・製造しているグローバル企業です。素材メーカーというのは事業に関わる範囲がとても広く、次々と新しく発表される技術や特許、素材提供している各業界の情報といった幅広い情報を取り扱う必要があります。私の所属する部署では全社的に、社外の公開情報を入手するためのインフラを整備し提供するとともに、個々の社員が必要とする情報を探すときのお手伝いをしています。私が行っているのは企業情報、業界の市場規模や動向、その他マーケティングに関する調査といったところがメインです。

社内のインターネット利用環境が整備されてからは、自分のデスクからだけ資料にあたる人も増えました。そうした影響もあって、資料室へ足を運ぶ人は多くありません。現在のビルに引越した際に大量に資料を処分して、最低限のものだけ残しています。ただ、紙媒体でなければ得られない情報はまだまだありますので、残された資料も貴重な情報源となっています。

仕事では主にどのように情報を扱われていますでしょうか

インターネットが実用に耐えるようになってからは、サーチエンジンなどを使った情報収集も増えてきましたが、情報を探すという点では仕事は入社当時からずっと変わっていません。企業がインターネットで自社情報を公開するのが当たり前になり、統計データを集めたサイトも手軽にアクセスできるようになってきたので、情報源が一気に増えたと思っている人が多いかもしれませんが、サイトで公開されている統計データや企業発表などは昔から紙の資料で見られたものと殆ど同じです。ネットという流通経路が加わっただけで、一次情報の発信源はそれほど大きく変わっていないからです。

確かに検索は便利になりましたし、自社が加盟していない業界団体の情報などは探しやすくなったと思いますが、今まで存在しなかった情報まで見つかるようになったと思うのは錯覚です。情報を探すにはやはりある程度経験を積み重ねていって、それを元に「探すコツ」のようなものも身に付けなければいけません。もちろん、どこまでいってもすべての情報を探せるわけではありませんが、MDBのような外部情報サービスをうまく利用して探す範囲を広げ、かつ業務を効率良く進めることも仕事の一つだと考えています。

 

MDBをどのように活用されていますでしょうか

社内で市場調査を依頼される時期は集中することが多いので、手が足りない場合にMDBを利用することが多いですね。

MDBは他のサービスとも並列して使っていますが、取り扱われている産業分野が広いのが特徴だと思います。情報の管理が適正で使いやすいですし、時として自分では探せなかった思わぬところをバックアップしてもらえるところが便利ですね。私の場合、入社して初めの10年はMDBを使いながら情報の探し方を教えてもらったようなところがあるので、今でも使い勝手よく感じるのかもしれません。

MDBを利用する人には「どこまで探してもらえるかわからないけれど、とにかく食い下がって質問するように」と言っています。相手は情報のプロですから、ある程度お任せでお願いしても情報を探してはもらえるのですが、それだけでは十分なものが見つからないことが多いと思います。電話で依頼する場合にも担当者と話しながらどのような情報を探してもらえるか十分相談することが重要です。情報のプロではありますが自社が扱う主題のプロではないことを念頭において説明するようにアドバイスしています。

MDBに頼めばどんな情報もすぐに出してもらえる…と思い込んで使うと、お互いにとって不幸な結果になりかねません。二次情報提供サービスなので情報が豊富に出る場合とそうでない場合があります。その点を理解して利用する必要があります。私はMDBに限らず、一つの情報サービスを使いこなせるようになるには何年もかかると思っていますし、そういう点ではMDBはじっくり付き合ってもらえるサービスだと思っています。

情報力を高めるために何かされていることはありますでしょうか

情報リテラシーを身に付けることはとても大切で、自社でも情報教育に取り組んでいますが、今のところ技術情報が優先で営業や本社スタッフの必要とする分野は手薄です。少ない回数ですが、社内で市場情報を活用するノウハウについて講習会を開きました。内容は入門編的なことで、統計の種類や探し方、データベースの種類などを1時間ぐらいで説明するというもので、MDBの使い方なども一通り紹介しました。ただし、講習会というのは、必要としている時には頭に入るのですが、そうでない時は右から左へ抜けてしまうもの。情報をうまく扱うノウハウというのは一朝一夕では身に付くものではありませんし、明確に効果が見えるわけでもありません。マンパワーが要るので、継続して実施できていないのが現状ですね。

私が考える情報リテラシーとして大切なことは、想像力というか発想力を高めることです。最近少しは少なくなったかもしれませんが、検索ページでキーワードさえ入れればズバリの情報が手に入ると思い込んでいる人がたくさんいます。そういう思い込みのある人は、情報の発生・流通・構造化・検索といった仕組みそのものが理解できていないので、データベースや検索ページを使っても求める情報が探し出せず、結果的にどこにもないと諦めてしまいがちです。

何でもそうですが、同じ道具を使っても使っている人によって性能に差が出るように、サービスも使い方によって得られるものの差が出てきて、想像力を働かせれば探し出せるということを知ってほしいですね。

また、情報サービス担当者の使い方がうまい人の特徴は、調査の目的や背景をよく心得ているという点です。仕事の依頼の仕方で情報に対するセンスはわかりますね。一番面倒なのは、上司に探してこいと言われてそのままの内容を伝えるだけの人。どうしてその情報を探そうとしているのか、といった経緯がわからなければ適切な情報は探せません。

MDBでも、とかく結果だけを求めるような依頼のされ方をすることがあると思うのですが、その点については上手に質問を返すことで、こちらの意図するところを聞き出してもらえればうれしいですね。

JMA Research Institute Inc ©JMA Research Institute Inc. All Right Reserved