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Voice3 事業企画部

今回は機械メーカーのユーザー様より1997年よりご入会いただいているマーケティング・データ・バンク(以下MDB)の活用状況についてお伺いいたしました。

インターネット以外の情報収集は難しい

-まずはMDBを何度も使うことから始まる-


機械メーカー 事業企画部
機械メーカー

仕事内容について教えてください

多くの人達に一番知られている当社の商品は事務機器だと思いますが、空圧技術を使った機械や工具により建築分野にも市場を拡大しており、最近では住宅設備機器などの開発も行なっています。欧米やアジアに拠点を広く展開しており、海外へも市場を広げています。

私が所属する事業企画部では主に新事業または新分野の商品を企画開発する業務を担当しています。もともと各営業や事業部ごとに商品を企画する部署があり、その中で私自身はずっと商品開発の担当をしてきました。現在は既存の製品の系列から離れた新しい商品を企画するという役割を担っています。メーカーですので、ものづくりを核とした市場やルートがある程度確立されており、既存の事業内容から大きく離れることはありませんが、自社が持つリソースを最大限に活かした新規製品の開発などを企画・探索しています。場合によっては、企画提案に合わせて技術開発を依頼する立場でもあります。そういう点では、今までの製品開発とは違う立場にあるかもしれません。

仕事では主にどのように情報を扱われてますでしょうか

製品開発をするための一般的な方法として、社会的なトレンドや人口統計に関するもの、業界情報として建築市場はこれから新築よりリフォームが増えるといったことから法律の改正なども含め、基本的な情報収集を行なっています。

インターネットが登場したおかげで、統計資料など政府刊行物センターに行かなければ手に入らなかったものが、ある程度は簡単に調べられるようになりました。けれども、そこまでは誰でも情報が手に入るようになったわけで、そこからさらにどのような情報を集めればいいのかは、難しくなってきていると思います。大まかなデータや二次情報が得られやすくなった分だけ、新規アイデアに取り組む時間を増やしたりしなければなりません。アイデアを実際にモノの形にするには、現場や実態について細く情報をつかみ、その周辺から情報を探っていくしかないと思っています。

そのため、関係のある展示会は当然ですが、海外の展示会に出かけたり、普段は関係ない展示会も少しでもつながりそうなところがあれば見学するようにしています。全く異なる業界の新製品について分析・研究して、それをうちに応用するとどうなる? ということを考えることが訓練というか刺激になると思います。

 

MDBをどのように活用されていますでしょうか

私自身はMDBがサービスを始めた頃から使わせていただいています。たとえば、日々の情報収集の中から着目するアイデアをいくつかネタとして温めておいて、そこからMDBに市場の背景といった点について詳しい資料を集めてもらったりしています。何か調べたい際に電話で依頼すればそれなりの資料は出してもらえるので、お金はかかるが時間を短縮できるのがいいですね。他にもライブラリーに揃えられた雑誌などから時系列で情報を集めるなど、インターネットで見つけにくい情報を探すのに便利に利用しています。

うちの部署は入ったらすぐにMDBの使い方を教えます。メンバーそれぞれが独自に情報収集を行っていて、その中でどれだけMDBを使いこなせているかはわかりませんが、アイデアの周辺情報をどう調べればいいかわからない場合などに、支援してもらいながら使うようにと言っています。ぼやっとしたものをクリアにしてもらえる場合もあるし、広く調べてもらうこともできる。けれども、結論を出すためでなく、方向づけをするための大きなつかみとして使うのだということをわかっていないとうまく使えません。MDBからは使い方の小冊子も提供していただいていますが、そこに掲載されている事例を応用して、自分で使いこなせるようになるには時間がかかります。最初は無駄でもMDBを使ってみる。使ってみてはじめて使える範囲がわかって、効率良く使えるようになり、情報源の組み合わせ方なども見えてくると思います。

ただし、情報を求める目的は常に変わるので、経験だけでは熟練度が積み重ねられないところもあり、個人のセンスにかかっている部分も少なくないと感じています。だからこそ、基本の部分をサポートしてもらえるサービスが重要だと思っています。

これからは、MDBに海外リサーチを依頼する機会があるかもしれません。企業としても中国マーケットは注目しなければいけないのですが、MDBは現地スタッフが情報を集めているということですので、何かの機会にご相談できればと思っています。また、MDBではビジネスカウンセリングサービスが利用できるということらしいので、そうしたバックアップサービスも利用したいと考えています。

今後、情報を扱われる中で意識されていることはありますでしょうか

情報の入手という点では様々なメディアを活用することで情報が手に入れやすくなってきたので、一面的なものに囚われずに、広い視野で得た情報を確かな裏付けをしながら使っていくべきだと考えています。ただし、今後商品はますます専門化されていく方向にあり、二次データだけでは企画を進めることは出来ません。新しい商品を企画・探索するには、企画者が直接現場で生の情報に触れることが重要です。しかし、定量的な調査を現場訪問で行うには手間と時間が掛かりすぎます。そこで、例えばまず現場での調査を通じて新しい商品のアイディアを掴み、定量的に検証するのにはインターネットを活用した調査を行うなど情報の入手手段を使い分けることが必要だと思います。

当社の市場は、ファッションや流行など派手にメディアに扱われる業界ではないので業界の変化や新しいトレンドを掴むのはなかなか難しいのですが、現場の生情報と並行してMDBを活用することで常に新しい動きを敏感にキャッチできるような人間を育てていければと思っています。

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