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アジア現地通信

外出先で気軽に充電 シェアモバイルバッテリー(中国)

 中国ではシェアリングエコノミーの発展が著しく、2017年のシェアリングエコノミー市場の取引額は4兆9,205億元、前年比47.2%増と大幅に拡大した。また2017年末時点で中国のインターネット利用者は7億7,000万人を超え、うちモバイル端末からの利用が98%近くにのぼり、決済にモバイル決済を利用する人が65%を占めるようになった。スマートフォンを利用する場面が増えると、当然電池の使用量も増え、特に外出先では電池の残量が心配になる。そうしたときに利用されるのがシェアモバイルバッテリーだ。2017年春に火が付いた市場には一気に10数社が参入し、複数のスタートアップ企業が大型の融資を獲得した。一方で、瞬く間に撤退した企業もあり、現在主要企業は数社に絞られている。
 カフェのテーブルなどに1台用の固定した充電器を設置するサービスを提供する「小電科技」などもシェアモバイルバッテリー企業とみなされるが、充電されたバッテリーを貸し出すサービスを提供する企業を代表するのが 「街電科技」と「来電科技」だ。
 街電科技は、レストランやカフェ、バーなど人々が一定時間滞在するような場所に6個や12個のバッテリーを格納する小型の充電装置を設置している。来電科技は、大型ショッピングセンター、鉄道の駅、空港、観光地など多くの人が集まって来る場所に、数十個のバッテリーを格納する大型の充電ステーションを設置している。
 来電科技のCEO袁炳松はもともとモバイルバッテリー製造メーカーを経営しており、淘宝や京東といったECサイトでも製品を販売していた。2013年の“独身の日(11月11日の販促活動イベント)”に淘宝でバッテリー200万個を売り上げたことで需要を確信、翌2014年に来電科技を起業した。2017年4月には2,000万ドルの融資を獲得し、16個、40個、60個のバッテリーを格納する充電設備を270都市に設置している。
 ユーザーの利用の手続きは、QRコードをスキャンし、登録、デポジットの支払いをするだけで、わずか数分で終了する。アリババ・グループの「芝麻信用(セサミ・クレジット)」は、学歴や職業などの個人情報、振り込み、決済などのアリババグループの取引記録をもとにAIなどの技術によって処理されスコア化された信用度を示す指数だが、このスコアが高い顧客は、デポジットも必要なく利用が可能だ。料金設定は、最初の1時間は無料で、その後は1時間ごとに1元かかる。
 収益となるのは貸出料、デポジット、そして広告費だが、来電科技ではバッテリー1台が1日あたり0.7~0.8回貸し出され、平均収益は2元。モバイルバッテリー1台の価格が90元程度なので、本体の費用は45日で回収できることになる。 
 調査会社iiMedia Researchによると、シェアモバイルバッテリのユーザーは2016年には3,200万人だったのが、2017年には1億人を突破、2019年には2億4,000万人に拡大すると見られている。

 
[企業概要]
企業名 :来電科技
住所: 深圳市南山区深圳湾科技生態園7棟B座北区9楼909室
URL:http://www.imlaidian.com/
Source :
中国共享经济发展年度报告(2018)》在京发布 国家信息中心 2018.3.2
http://www.sic.gov.cn/News/79/8860.htm
盈利模式不清晰 共享充电宝解决的是真痛点还是伪需求? 艾瑞网 2017.4.13  http://news.iresearch.cn/content/2017/04/267729.shtml
艾媒报告 | 2017-2018中国共享充电宝市场研究报告 2018.3.28
http://www.iimedia.cn/60983.html
行业规模将逼近400亿 共享充电宝市场加速起航 驱动中国 2018.6.22
http://news.qudong.com/article/497831.shtml
共享充电宝行业进入中盘调整期,夯实自身综合竞争实力是关键 亿欧 2018.4.10 https://www.iyiou.com/p/69871

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