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アジア現地通信

折りたたみ&再利用が可能 宅配用エコBOX ZerOBox (中国)

 中国ではEC取引が拡大を続けており、2017年の宅配便の取扱い件数は400億件を突破した。増え続ける梱包用紙箱の大部分は廃棄処分されており、回収、再利用されるのは2割にも満たないという。梱包に使用するテープは3億本、包装用の樹脂製袋は68億枚にものぼる。また、低温で輸送すべき野菜や果物等が常温で輸送され、品質が落ちたことで大量に廃棄されてしまうという問題もあった。宅配便の増加によるゴミ問題が社会の関心を集めるようになっている。
 そうした状況の解決策のひとつとして、リサイクル可能な宅配専用箱「ZerOBox」が大きな注目を集めている。開発したのは2018年7月に設立された「灰度環保科技」だ。ZerOBox は樹脂製で、接着剤やテープを使わずに箱の形に組み立て、使用後は平たく折りたたむことができる。「ZerOBox」には樹脂製のカギついており、梱包時にカギを挿し込んで封をすれば、捻って頭の部分をちぎり取らない限り開封できない。極めて軽量ながら防水性でキズがつきにくい素材を採用しており、繰返し数十回使用することができる。再利用ができないほどに傷んだものは、回収して破砕され再び商品に生まれ変わる。その結果、環境への負荷を減らすことができるだけでなく、従来の紙箱に比べてコストを30%以上引き下げることができた。コールドチェーン向けに断熱材を使った「Cool Box」、書類専用の封筒タイプ「ZerO Bag」も投入した。
 当初、灰度環保では配送員がZerOBoxを配送拠点に持ち帰って回収・再利用することを想定していたが、荷物の受取人が自ら回収ステーションに持ち込めるようにし、回収率を高めるためにコミュニティや商業施設で回収ステーションの設置を増やしている。回収に協力した場合には信用ポイントを付与できるようなシステムの開発も進めている。
 ZerOBoxを導入し環境に優しい物流システムの構築を目指し、灰度環保は、蘇寧物流、京東物流、国美物流など物流企業のほか製品メーカーと協同で2018年4月に「青藤連盟」を結成した。また2018年9月より、中国郵政集団と協力して、北京、上海、成都、合肥の4都市で宅配BOXと回収ステーションを併設する実証実験を始めた。宅配BOXに保管された荷物を消費者が受け取りに来た際、その場で開封して ZerOBox をすぐに回収できるようにすることで、消費者にも ZerOBoxの回収への協力を促す。物流企業にとっても大きな問題となっているラストワンマイルの配送とゴミ問題を同時に解決することが出来ると期待されている。

[スタートアップ企業]
企業名:灰度环保科技(上海)有限公司
住所:上海市奉贤区航南公路7811号 上海市徐汇区钦江路102号现代物流大厦7楼
URL:https://www.huidugroup.cn/

Source:
https://mp.weixin.qq.com/s/GdtgOjbWeOt80Un293iVKA
http://sh.news.163.com/18/0426/14/DGAU7QVS04188GRN.html
http://www.dzzq.com.cn/bond/3585097.html
http://j.people.com.cn/n3/2018/0111/c94475-9314335.html
http://www.techweb.com.cn/it/2018-04-25/2659072.shtml
https://mp.weixin.qq.com/

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