MDB有望市場予測レポート
「GPU世界市場」を公開

株式会社日本能率協会総合研究所 マーケティング・データ・バンクは、MDB Digital Searchの「MDB有望市場予測レポート」シリーズにて、世界のGPU市場を調査し、市場規模を推計しました。


※日本能率協会総合研究所MDB推計

■GPU市場概況


  • 2028年のGPUの世界市場規模は12兆円となる見込み
  • GPUは画像処理に特化したプロセッサであり、並列的な計算処理によって多数の単純な計算を高速に行うことができる
  • 画像処理用途のほか、大量のデータを瞬時に処理できる特性を活かし、AI・ディープラーニング、自動車の自動運転などにも活用されている
  • ゲーミング、AI、高性能コンピューターなどGPUの活用先の需要が拡大することで、GPU市場は拡大の見込み
  • ChatGPTの影響で生成AIへ注目が集まり、生成AI用のGPU需要が急拡大

GPU(Graphic Processing Unit)は半導体デバイスの一種で、画像処理に特化したプロセッサです。連続的な計算処理を行い様々なタスクを処理するCPU(Central Processing Unit)と異なり、GPUは並列的な処理が可能で多数の単純な計算を高速に行うことができます。

ゲームなどで3Dグラフィックスの扱いが増加した1990年代後半に、3DCGを扱うための半導体デバイスとしてGPUが登場し、市場が立ち上がりました。当初はゲーム機を中心に需要を取り込み、その後、PCゲームの拡大やPCでの3Dグラフィックスの取り扱い増加により、PC向けの需要も拡大しました。eスポーツの盛り上がりによりゲーミングPCの需要が拡大しているほか、動画制作や編集の需要、VRでの需要なども拡大しています。

GPUは大量データの処理を得意としていることから、グラフィックスの処理以外にも、仮想通貨のマイニングやディープラーニング、自動車の自動運転、企業での研究開発等の用途でも活用されています。企業においては、シミュレーションや計算・解析システムの運用、3DCGの制作などのため、高性能なコンピューターの需要が高まっており、GPU搭載のサーバーや、GPU機能を提供するクラウドサービスなどの需要も高まっています。

AI用途では、2022年にOpenAI社が一般公開したChatGPT等の影響で生成AIに対する注目が急速に高まり、生成AIの開発、システムインフラ拡充のため、GPUの需要が急拡大しています。

本調査では、世界におけるGPU(統合GPUは除く)の出荷金額を対象に市場規模を算出しました。

本調査結果の詳細は、JMAR が提供するリサーチプラットフォーム MDB Digital Searchに同レポートを収録し、ご提供しております。

 MDB有望市場予測レポートシリーズは、今後、成長が期待できる有望・注目製品/サービス/市場について、MDBが独自取材を実施し、取りまとめたオリジナルレポートになります。MDB有望市場予測レポートの概要はこちらをご覧ください。MDB Digital Searchをご利用いただくとすべての有望市場予測レポートがご覧いただけます。

<レポートの構成(計6ページ)>

1. 調査対象市場定義

2. 主要参入企業一覧

3. 市場規模・予測

4. マーケットシェア

5.主要企業動向

6.市場構造・ビジネスモデル

7. ユーザー動向
MDB Digital Search
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