MDB有望市場予測レポート
「パレットレンタルサービス市場」を公開

株式会社日本能率協会総合研究所 マーケティング・データ・バンクは、MDB Digital Searchの「MDB有望市場予測レポート」シリーズにて、パレットレンタルサービスの国内市場を調査し、市場規模を推計しました。

※日本能率協会総合研究所MDB推計

■パレットレンタルサービス市場概況


  •  2028年のパレットレンタルサービスの国内市場規模は680億円となる見込
  • パレットレンタルサービスは、荷役、保管、輸送のため荷物を載せる台であるパレットを貸し出すサービス。一般レンタル方式と共同回収方式がある。
  • パレットを保有するよりも低コストで利用でき、繁忙期など時期に合わせた使用枚数の調整も可能
  • 発送から荷下ろしまで商品を同じパレットに積んだまま輸送する一貫パレチゼーションの普及を後押しするサービス
  • 物流2024年問題の解決策として注目が高まり、物流効率化に伴い市場は拡大の見込み

パレットレンタルサービスは、物流現場で使用されるパレットを貸し出すサービスです。パレットは保管や運搬時に荷物を載せる荷役台を指し、パレット上に複数の荷物をまとめてユニット化することで、荷役、保管、輸送の効率化を図ることができます。パレットレンタルサービスには、納品後に発荷主自身がパレットを回収し貸出先に返却する「一般レンタル方式」と、発荷主がパレットを借り、着荷主に納入したパレットをパレットレンタルサービス事業者が回収する「共同回収方式」があります。

発荷主がパレットを購入してパレット輸送する場合、通常使用枚数の約3~5倍のパレットを保有しておく必要があり、購入費用や保管費用などのコストが増大します。パレットをレンタルする場合、自社でパレットを保有するよりも低コストで運用ができ、繁忙期など必要な時期に必要なだけレンタルすることもできます。共同回収方式では、空パレットを返却したり管理したりする必要がなくなるため、紛失リスクや返却の負担が軽減されます。

効率的な輸送を行うためには、発送から荷下ろしまで商品を同じパレットに積んだまま輸送する「一貫パレチゼーション」を普及させる必要があり、政府もこれを推進しています。共同回収方式のレンタルサービスは、発荷主や着荷主にかかるパレットの運用負担を軽減できるため、一貫パレチゼーションの実現を容易にするサービスとして期待されています。

パレットレンタルサービスは、2024年4月からトラックドライバーの年間時間外労働時間の上限を960時間とする、いわゆる「物流2024年問題」の解決手段の一つとして注目を集めています。バラ積みをパレット化することで、積み込み・荷下ろしの手荷役作業をフォークリフト等の物流機器での作業に置き換えることが可能となり、荷役時間の短縮やトラックドライバーの身体的な負荷軽減につながります。

パレットレンタルサービスの普及には発荷主や着荷主の理解と協力が必要であるため、物流2024年問題解決に向け荷主の物流効率化に対する行動変容が進むにつれて市場が拡大すると見込まれます。また輸送の効率化はCO2削減という点も評価され、市場規模は2028年度には680億円にまで拡大すると予測します。 

本調査では、国内におけるパレットレンタルサービス事業者のパレットレンタル関連売上高を対象に市場規模を算出しました。

本調査結果の詳細は、JMAR が提供するリサーチプラットフォーム MDB Digital Searchに同レポートを収録し、ご提供しております。

 MDB有望市場予測レポートシリーズは、今後、成長が期待できる有望・注目製品/サービス/市場について、MDBが独自取材を実施し、取りまとめたオリジナルレポートになります。MDB有望市場予測レポートの概要はこちらをご覧ください。MDB Digital Searchをご利用いただくとすべての有望市場予測レポートがご覧いただけます。

<レポートの構成(計7ページ)>

1. 調査対象市場定義

2. 主要参入企業一覧

3. 市場規模・予測

4.価格動向

5.マーケットシェア

6.主要参入企業動向

7. 市場構造・ビジネスモデル

8.ユーザー動向
MDB Digital Search
提供サービス03

本レポート内容やMDBサービスについてご興味のある方はお気軽にお問い合わせください。
日中つながりやすい番号をご入力ください。
※会社でお使いのメールアドレスをご記入ください。Gmail等、フリーアドレスは使用できません。
個人情報の取り扱いについて】
●利用目的
当社が取得する個人情報とその利用目的は以下のとおりです。
-閲覧したWebページ等のデータ(個人情報と紐付けて取得しています)
-当社が運営管理するWebサイトにおける入力送信された個人情報(会社名、部署名、氏名、メールアドレス、電話番号など)
-セッション管理のためのCookie情報
利用目的:
-当社のサービス、セミナーなどのイベント・キャンペーン、アンケートなどの情報提供とお問い合わせ対応に利用いたします。
-当社の製品サービスの案内について当社からの連絡やニュースレター配信等の営業活動のために利用いたします。

●個人情報の開示等
個人情報に関する利用目的の通知、開示、訂正、追加又は削除、利用停止、消去又は第三者提供の停止を申し出ることができます。申請された場合は、申請者がご本人であることを確認させていただいた上で、迅速かつ的確に対応し、その結果を本人に通知致します。下記URLで提供している「開示対象個人情報」開示等請求申請書を用いるか、お問い合わせ窓口まで、お申し出ください。
URL: http://www.jmar.co.jp/policy/index.html

お問合せ窓口
〒105-0011 東京都港区芝公園3-1-22 日本能率協会ビル
(株)日本能率協会総合研究所 個人情報相談窓口
TEL:03-3434-6282

●個人情報提供の任意性
フォームの各項目への入力は任意ですが、未入力の項目がある場合、お問い合わせへの回答ができない場合がございます。

〒105-0011 東京都港区芝公園3-1-22 日本能率協会ビル
(株)日本能率協会総合研究所 コーポレート本部長
TEL:03-3434-6282