■スキルシェアリングサービス市場概況
スキルシェアリングサービスとは、自身のスキルや労働力を提供したい人と、利用したい人を仲介するプラットフォームサービスです。ビジネス相談やイラスト作成などの専門スキルや、用事の代行などの人手を提供するものなど、さまざまスキルを提供しています。
スキルシェアリングサービスは、これまで法人や専門家により高価格で提供されていたようなサービスが安価に利用できたり、今まで提供されていなかったようなスキルがオンラインで気軽に利用できる特徴があります。
2012年頃に市場が立ち上がり、その後2018年には厚生労働省が「副業・兼業の促進に関するガイドライン」で従業者の副業を禁止から容認に変更したことや、「働き方改革関連法」が可決・公布されたことで、副業に取り組む人の増加を取り込み、市場の拡大につながっています。
2020年以降は、新型コロナウイルス感染症拡大により多くの企業で在宅勤務が推奨されたことで、外出制限などから自宅時間の有効活用のためスキルを出品する人が増加しました。直近では、食品や日用品の物価上昇により家計負担が増加していることで、収入源確保を目的にスキル出品する人も増加しています。出品者が増加することで、サービスの訴求力向上が進んでいます。
スキルシェアリングサービス事業者は、TVCMやメディア露出等のプロモーション展開、ユーザーニーズに合わせたサービスの拡充、サポート体制の強化等を進め、スキル出品者・購入者の増加を図っています。このような取り組みにより、サービス認知度向上、利用の定着化が進み、これまで利用していなかった層の利用取り込みが進むほか、既存ユーザーの利用頻度の増加、高単価案件の拡大等が進み、市場の拡大が見込まれます。
本調査では、国内におけるスキルシェアリングサービスサービスの売上金額を対象に市場規模を算出しました。
本調査結果の詳細は、JMAR が提供するリサーチプラットフォーム MDB Digital Searchに同レポートを収録し、ご提供しております。
MDB有望市場予測レポートシリーズは、今後、成長が期待できる有望・注目製品/サービス/市場について、MDBが独自取材を実施し、取りまとめたオリジナルレポートになります。MDB有望市場予測レポートの概要はこちらをご覧ください。MDB Digital Searchをご利用いただくとすべての有望市場予測レポートがご覧いただけます。