MDB有望市場予測レポート
「冷凍宅配弁当市場」を公開

株式会社日本能率協会総合研究所 マーケティング・データ・バンクは、MDB Digital Searchの「MDB有望市場予測レポート」シリーズにて、冷凍宅配弁当の国内市場を調査し、市場規模を推計しました。

※日本能率協会総合研究所MDB推計

■冷凍宅配弁当市場概況


  • 2029年度の冷凍宅配弁当国内市場規模は540億円に拡大する見込み
  • 冷凍宅配弁当は冷凍した総菜・弁当を自宅や指定された場所に配送するサービス
  • 2020年前後に20代男性をターゲットとしたサービスが提供開始
  • コロナ禍の巣ごもり需要により急速に市場拡大
  • 有名シェフによるメニュー監修、SNSでのプロモーション等により幅広いユーザーを獲得

冷凍宅配弁当は、1食ごとに冷凍した総菜・弁当を、自宅や指定された場所に配送するサービスです。急速冷凍により、栄養価や風味を保ちつつ長期保存が可能で、電子レンジで温めることで手軽に食べることができます。

市場は2000年代前半、高齢者や病気を抱える人々向けに健康食を提供するサービスとして始まりましたが、利用者が高齢者と病者に限られ、限定的な需要に留まっていました。2020年前後に、自炊はしないが健康には気を配りたい20代の男性をターゲットにした冷凍宅配弁当サービスの提供が始まり、コロナ禍の外出制限により自宅で食事をする人が増えたことと重なり急速に需要が高まりました。

 冷凍宅配弁当は、弁当の配送数や間隔を選べるサブスクリプション形式を採用しているものが多く、調理の手間を省きつつ栄養バランスの取れた食事を簡単に取れる点が、時間がコストを重視する現代のニーズに合致しています。

参入企業各社は、有名シェフによるメニュー開発の監修や、SNSでのプロモーション、若年層に人気のタレントを起用したブランディング等を実施し、共働き世帯や単身世帯を中心に幅広く支持されるようになっています。

2023年度の市場規模は325億円となりました。自宅への配送だけでなく、会社が社内食堂の代替として冷凍宅配弁当を利用するなどの用途も出てきており、新たなニーズの取り込みにより2029年度には市場規模は540億円に達すると予想されます。

本調査では、国内における参入企業の冷凍宅配弁当セグメント売上高を対象に市場規模を算出しました。

 

本調査結果の詳細は、JMAR が提供するリサーチプラットフォーム MDB Digital Searchに同レポートを収録し、ご提供しております。

 MDB有望市場予測レポートシリーズは、今後、成長が期待できる有望・注目製品/サービス/市場について、MDBが独自取材を実施し、取りまとめたオリジナルレポートになります。MDB有望市場予測レポートの概要はこちらをご覧ください。MDB Digital Searchをご利用いただくとすべての有望市場予測レポートがご覧いただけます。

<レポートの構成(計8ページ)>

1. 調査対象市場定義 
 
2. 主要参入企業一覧
 
3. 市場規模・予測  

4. 価格動向

5. マーケットシェア 
 
6. 主要参入企業動向 

7. 市場構造・ビジネスモデル  

8.  ユーザー動向 

MDB Digital Search
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