自動配送ロボット市場
2030年に2,800億円規模へ

株式会社日本能率協会総合研究所 マーケティング・データ・バンクは、MDB Digital Searchの「MDB有望市場予測レポート」シリーズにて、自動配送ロボット市場を調査し、市場規模を推計しました。

※日本能率協会総合研究所MDB推計

■自動配送ロボット市場概況


  • 2030年の自動配送ロボットの世界市場規模は2,800億円となる見込み
  • 自動配送ロボットは、自律走行により目的地まで荷物や商品を配送するロボット
  • 物流量の増加と、配送ドライバーの人手不足を背景に需要が高まっている
  • 米国・中国では法整備が進められており複数地域で走行が許可、日本でも公道走行が認められる
  • 自動運転技術の発展による安全性向上、走行可能地域の法整備により世界的に市場が拡大

自動配送ロボットは、物流拠点や小売店舗から目的地まで、各種荷物や商品を自律走行で配送するロボットです。現時点では、安全性の観点から完全自律走行は制限されており、オペレーターによる遠隔監視・操作体制のもとで運用されています。配送ドライバーの人手不足が深刻化するなか、Eコマースの普及により物流量が増加しており、自動配送ロボットの必要性が高まっています。

自動配送ロボットは、2010年代前半に米国で製品化されました。米国や中国では、関連法規の整備が進み、複数の地域で公道での自動走行が許可されています。実証実験などの商用化に向けた取り組みも進行中です。日本でも2023年4月に施行された改正道路交通法により、自動配送ロボットの公道走行が認められ、一部地域での自動配送サービスが始まっています。近年、AI 技術の進展によって自動運転技術が著しく向上し、自動配送ロボットの走行安全性が高まったことで需要が増加しています。また、電力を動力源とすることから、ガソリン車による配送と比較しCO₂排出量の削減に寄与する技術である点も注目されています。

今後は、量産化による本体価格の低下や、一人のオペレーターで管理可能なロボット台数の増加が進むことで、導入および運用コストの削減が期待されています。自動運転技術の発展と公道走行可能地域の法整備を背景に、自動配送ロボットの需要は今後も世界的に拡大し、2030年には市場規模が2,800億円に達すると予測します。

本調査では、自動配送ロボットの世界市場を対象に、数量は自動配送ロボットの累積稼働台数、金額は年間の販売金額を対象に算出しました。

本調査結果の詳細は、JMARが提供するリサーチプラットフォームMDB Digital Search(https://search02.jmar.co.jp/namdbds/top)に同レポートを収録し、ご提供しております。

MDB有望市場予測レポートシリーズは、今後、成長が期待できる有望・注目製品/サービス/市場について、MDBが独自取材を実施し、取りまとめたオリジナルレポートになります。MDB Digital Searchをご利用いただくとすべての有望市場予測レポートがご覧いただけます。

■レポートの構成(計8ページ)
1. 調査対象市場定義

2. 主要参入企業一覧

3. 市場規模・予測

4. 価格動向

5. マーケットシェア

6. 主要参入企業動向

7. 市場構造・ビジネスモデル

8. ユーザー動向
MDB Digital Search

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