■ワンプレート冷凍食品市場概況
ワンプレート冷凍食品は、主食・主菜・副菜が一つの容器に盛り付けられ、電子レンジでその容器ごと加熱するだけで、一食分の食事を完成させることができる冷凍食品です。メニューごとに適切な加熱時間が異なるため、従来の冷凍食品では同時調理が困難でしたが、急速冷凍や液体凍結、氷晶制御といった冷凍技術の進化によって、加熱ムラが抑えられ、味や食感の再現性も向上し一括加熱が可能となりました。
2015年にニップンが先駆けて市場に参入後、2022年以降は大手各社が続々と参入し、洋風に限らず和風・中華・エスニックなど多様な料理でラインナップが広がっています。
近年はライフスタイルの多様化により調理の時短・省力化が求められており、ごはんとおかずが一度に完成し、食器不要で後片付けも簡単なワンプレート冷凍食品はそのニーズに合致しています。また、スーパー・コンビニに加えて、ECサイトやサブスクリプション型宅配など販路も多様化しています。
2024年のワンプレート冷凍食品の国内市場規模は2,530万食、91億円となりました。今後も年率8~9%のペースで成長を続け、2030年には3,600万食、150億円規模まで成長すると予測しています。
本調査では、ワンプレート冷凍食品の国内市場を対象とし、メーカー出荷数量・金額をベースに市場規模を算出しました。
本調査結果の詳細は、JMARが提供するリサーチプラットフォームMDB Digital Search(https://search02.jmar.co.jp/namdbds/top)に同レポートを収録し、ご提供しております。
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