■APIマーケットプレイス市場概況
・2024年度の世界のAPIマーケットプレイス市場は約880億円となる見込み。
・APIとはアプリケーションやソフトウェアを構築/統合するために使われるインターフェースの総称。
・APIの公開増加を背景に、APIの流通/取引を行う場であるAPIマーケットプレイスが登場。
・ソフトウェア間連携の必要性の高まりやクラウドサービスへの移行などを背景とする、API需要の増加に伴いAPIマーケットプレイスのニーズ、流通量も拡大。
・国内でもAPIの公開や利用に対する関心が高まる見通し。
API(Application Programming Interface)とは、アプリケーションやソフトウェアを構築・統合するために使われるインターフェースの総称です。従来、アプリケーションを開発する際には、個別にプログラミングを行い、アプリケーション間の連携には個別開発が必要とされてきましたが、アプリケーション同士を連携させることが可能な API の公開が進み、アプ リケーション開発の効率化に寄与する存在となりました。
ソフトウェア・アプリケーション事業者からの API 公開が増加したことから、ユーザーである開発者側からは、必要とするAPIを見つけやすく、かつ利用しやすくしたいというニーズが高まり、APIの流通・取引を行う場であるAPIマーケットプレイスの需要が高まりました。アプリケーション間の機能連携の必要性の高まり、オンプレミスからクラウドサービスへの移行、モバイルアプリなど BtoCアプリケーションに向けた API の登場などが追い風となり、APIの種類・量が豊富になっていったことから、APIマーケットプレイスの成長は加速しました。
日本ではAPI公開を行う事業者が海外と比較すると少ないものの、海外ではAPIを公開することにより自社サービスの実績を拡大するような事例もあることから、国内でもAPI公開や利用に対する関心が高まっています。
本調査では、世界における API マーケットプレイスの市場規模を推計いたしました。本調査結果の詳細は、JMAR が提供するリサーチプラットフォーム MDB Digital Searchに同レポートを収録し、ご提供しております。
MDB有望市場予測レポートシリーズは、今後、成長が期待できる有望・注目製品/サービス/市場について、MDBが独自取材を実施し、取りまとめたオリジナルレポートになります。MDB有望市場予測レポートの概要はこちらをご覧ください。MDB Digital Searchをご利用いただくとすべての有望市場予測レポートがご覧いただけます。