日本の成長戦略と審議会に注目しよう ~ビジネスを成功に導くための視野/視点の拡げ方~


<本コラムの紹介>
 ビジネスを成功に導くためには、「いかに視野や視点を拡げていけるか」が極めて重要である。といっても、それほど簡単な話ではないことは皆さまもご存じの通りである。そこで本コラムでは、その方法論について、様々な考え方をお伝えしながら、紐解いていくことを目的としている。「他では読めない内容」となっているので、是非お楽しみいただきたい。



日本の成長戦略

令和元年6月、日本の成長戦略が閣議決定された。未来投資会議が平成28年9月から毎月に近いペースで開催されており、例年6月には当面の方向性を示すべき「未来投資戦略」が発表される。
 今回は、何かが全面的に変更になったというより、Society5.0を代表とする主軸の国家戦略をどのように実現していくかの方向性をより示したものとなっている。今回特に見ておくべきは、以下の方針となる。

 ■令和元年度革新的事業活動に関する実行計画
 URL:http://www.kantei.go.jp/jp/singi/keizaisaisei/pdf/ps2019.pdf

 本計画は、2025年までの実行計画となる。皆様のビジネスと照らし合わせた場合、どの時点がブレイクポイントや変換点となるのか、という視点が重要である。是非ご確認いただきたい。


注目しておきたい審議会

2019年6月に開催された経済産業省の審議会・委員会において、注目しておきたい会、報告書をいくつかピックアップしておく。

■第1回新たなコンビニのあり方検討会
URL:https://www.meti.go.jp/shingikai/mono_info_service/new_cvs/001.html
社会インフラとしてのコンビニのあり方、コンビニのオペレーションをどうすべきかに関して議論が進む模様。各種流通、卸、小売業はもちろんシステム等関連事業者にも影響を与える可能性高い。


■自動走行ビジネス検討会‐報告書「自動走行の実現に向けた取組報告と方針」
URL:https://www.meti.go.jp/shingikai/mono_info_service/jido_soko/20190626_report.html
自動走行ビジネスは、移動ビジネスにおける中心テクノロジーであり、自動車関連事業者のみが知っていればよいという話ではない。未来の変化へのインパクトが大きいのだ。自動走行が実現することで、新たに生まれるビジネスや逆に消失するビジネスを想起していかなくてはならない。


■第5回ロボットによる社会変革推進会議
URL:https://www.meti.go.jp/shingikai/mono_info_service/robot_shakaihenkaku/005.html
ロボットシステムインテグレーターの不足は、今後の業界の成長を考える、実に大きな課題となる。本会議で意見が出ている通り、ロボット人材育成の具体的目標を制定する方向で動いていくであろう。AI人材の不足も大きな課題だが、実はロボット人材不足も深刻である。だからこそビジネスチャンスが広がる。


 また、今年もイノベーションリーダーズサミットと経済産業省の連携による「オープンイノベーションに熱心な大企業ランキング」が発表された。有望スタートアップによるアンケート形式での評価である。
 URL:https://ils.tokyo/news/201906_01.php

 興味深い内容であり、見ておかれることをお勧めする。意外な発見があるかもしれない…。


次回予告

今回はここまで。次回も、注目しておきたい「未来情報源」をご紹介していく。引き続き、ご覧いただければありがたい。


菊池 健司
菊池 健司

株式会社日本能率協会総合研究所 MDB事業本部 エグゼクティブフェロー。1990年日本能率協会総合研究所入社。マーケティング・データ・バンク(MDB)で長年に渡り、民間企業、官公庁、独立行政法人、大学等からの要請に応じ、公開情報を中心とした情報提供に携わる。現在は新規事業開発、新用途探索、ビジネスプラン策定といったテーマにおいて、情報コンサルタントとして個別企業や機関での支援活動に日々取り組んでいる。情報活用を通じて社員の発想を拡げることを目的とした研修の要望が急増している。

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