失敗したスタートアップから学ぼう ~ビジネスを成功に導くための視野/視点の拡げ方~


<本コラムの紹介>
 ビジネスを成功に導くためには、「いかに視野や視点を拡げていけるか」が極めて重要である。といっても、それほど簡単な話ではないことは皆さまもご存じの通りである。そこで本コラムでは、その方法論について、様々な考え方をお伝えしながら、紐解いていくことを目的としている。「他では読めない内容」となっているので、是非お楽しみいただきたい。



スタートアップの退場に見る世相感

失敗から学ぶ、というのがビジネスにおける要諦である。最近読んだ「世界「倒産」図鑑 波乱万丈25社でわかる失敗の理由」(荒木博行著/日経BP)は実に興味深い1冊であった。よろしければ是非ご覧いただきたい。

 URL:https://www.nikkeibp.co.jp/atclpubmkt/book/19/P89970/

 実は毎年見るのを楽しみにしているのが、以下の記事である。

 ■2019年に市場を去ったスタートアップたち/TechCrunch
 URL:https://jp.techcrunch.com/2019/12/28/https-techcrunch-com-2019-12-26-startups-lost-in-2019/

 スタートアップの競争は激しい。自信に溢れる若き目利きが、最先端テクノロジーを駆使しながら新たな市場に参入しても、当然のことながら皆が成功できるわけではない。今回選ばれた分野は、「スロットカー」「シャトルバス」「ARヘッドセット」「シェアルーム」ソーシャルロボット」「映画のサブスク」「フードデリバリー」「調理器具」「ARゴーグル」「ソフトウェアプラットフォーム」「AIクラウド」「電動スクーター」「ゲームストリーミング」…といった顔触れである。社名は直接、リンク先からご確認をいただきたい。


比較をしてみる…

こうした情報は定点で比較しておかれるとよいであろう。1年前の記事を紹介しておく。

 ■「2018年に市場を去ったスタートアップたち」
 URL:https://jp.techcrunch.com/2018/12/26/2018-12-24-remembering-the-startups-we-lost-in-2018/

 1年前の顔触れはといえば、「ドローン向けソフトウェア」「AR」「スマートスーツケース」「クッキー宅配」「心の健康」「スマート防犯カメラ」「ホームロボット」「産業用ロボット」「血液検査」「オンデマンド運送」「アドベンチャーゲーム」…であった。
 気になる分野はおありであろうか。成長産業ターゲットであることは間違いなく、多くの企業が何らかで興味を持たれている分野が主戦場であるということだ。
 定期的に発信される情報から「変化」を探り、「共通項」を探り、そして「違和感」を探る…。「何がうまくいかなかったのか」「何を読み間違えたのか」こうした記事から探っていかれることを今後のためにお勧めしておきたい。


次回予告

今回はここまで。次回は、話題満載の「MaaS」「空飛ぶクルマ」関連のトピックを取り上げる予定である。引き続き、ご覧いただければありがたい。


菊池 健司
菊池 健司

株式会社日本能率協会総合研究所 MDB事業本部 エグゼクティブフェロー。1990年日本能率協会総合研究所入社。マーケティング・データ・バンク(MDB)で長年に渡り、民間企業、官公庁、独立行政法人、大学等からの要請に応じ、公開情報を中心とした情報提供に携わる。現在は新規事業開発、新用途探索、ビジネスプラン策定といったテーマにおいて、情報コンサルタントとして個別企業や機関での支援活動に日々取り組んでいる。情報活用を通じて社員の発想を拡げることを目的とした研修の要望が急増している。



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