MDBコラム「ビジネスを成功に導くための視野/視点の拡げ方~若き論客に学ぶ、という発想 その5~」


<本コラムの紹介>
 ビジネスを成功に導くためには、「いかに視野や視点を拡げていけるか」が極めて重要である。といっても、それほど簡単な話ではないことは皆さまもご存じの通りである。そこで本コラムでは、その方法論について、様々な考え方をお伝えしながら、紐解いていくことを目的としている。「他では読めない内容」となっているので、是非お楽しみいただきたい。



日本版 30 UNDER 30 からの刺激

Forbes JAPAN(フォーブスジャパン)の2018年10月号に掲載されている"30 UNDER 30 世界を変える「30歳未満30人の日本人」"という特集記事がある。

 URL:https://forbesjapan.com/30under30/

 若き論客を紹介している本連載においては、見逃せない記事である。

 選ばれている30人の立ち位置は実に様々である。詳しくは上記サイトや本誌を見て確認していただきたいのだが、率直に「若くて凄い才能の持ち主はこの国にもたくさんいる!」ことが実にうれしいと感じる。
例えば、ビジネス部門からは、レシピ動画サービスで知られる「kurashiru」を運営するdelyの堀江裕介氏や荷物一時預かりシェアリングサービス「ecbo cloak(エクボクローク)」を運営するecboの工藤慎一氏。スポーツ部門からは、ボクシング界では日本最強はもちろん、世界最強にも近い位置にいるモンスターこと井上尚弥氏。ヘルスケア&サイエンス部門からは「身体をハックするテクノロジー」サイバニクス研究者である西田惇氏。ソーシャルアントレプレナー部門からは、「ヤンキーインターン」という実に面白いインターンアイデアを掲げるハッシャダイの久世大亮氏。

 このような具合に、アート部門も含め30人が選抜されているのだ。ジャンルは問わず、大げさではなく、世界を変えられる可能性を秘めた面々であることは間違いないだろう。
 そして、この若者たちの発想法や視点は、企業で新規事業や新たなテーマ創出で悩むビジネスパーソンにも大きなヒントとなる。まず知っておいて損はない。


発想を学び、拡げる

例えば、1番目に紹介した堀江裕介氏は、キュレーションメディアの失敗経験等を経て、市場規模と市場原理の視点から、レシピ動画サービスに目をつけ、成功に導いた…。こうしたストーリーの背景に何があったのか、そこはおそらく大きな示唆がある。そこに関心を抱きながら、堀江氏に関する記事(特にインタビュー記事)を見ていくと、疑似体験ができたり、自分ならこう考えるという「ひとりブレーンストーミング?」もできたりするだろう。

 調べてみると、以下のような記事に出会い、「なるほど」と感じていただけるはずだ。

■事業構想オンライン
 URL:https://www.projectdesign.jp/201710/20-creativity/003968.php

 元々、Forbes US版では、2011年からこの企画が行われてきた。数年前には、Facebookのマーク・ザッカーバーグらも選ばれている。現在では、アメリカ版のみならず、欧州版、アフリカ版、アジア版も登場している。Forbesのこのシリーズはきっとこれからも注目しておく価値がある。世界や日本の素晴らしき若者達をリスペクトしながら、これからの絵姿を思い浮かべていきたいものである。
 ちなみに、スポーツ界では既に鮮明だが、10代の凄いビジネスアイデアを持った起業家・ビジネスパーソンが日本でも出てくる予感がしている(実は既に出てきている…)。追々ご紹介していくこととしよう。

 今後も注目指標を随所で紹介していく予定である。


次回予告

さて、今回はここまで。次回以降も、方法論を含めた論客探しの旅はまだまだ続く。注目情報源とともにお届けしたい。乞うご期待!


菊池 健司
菊池 健司
株式会社日本能率協会総合研究所 MDB事業本部 エグゼクティブフェロー。1990年日本能率協会総合研究所入社。マーケティング・データ・バンク(MDB)で長年に渡り、民間企業、官公庁、独立行政法人、大学等からの要請に応じ、公開情報を中心とした情報提供に携わる。現在は新規事業開発、新用途探索、ビジネスプラン策定といったテーマにおいて、情報コンサルタントとして個別企業や機関での支援活動に日々取り組んでいる。情報活用を通じて社員の発想を拡げることを目的とした研修の要望が急増している。

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