
冷凍食品の市場規模は?市場動向の調べ方を徹底解説!
近年、冷凍食品は国内消費額や出荷金額が過去最高水準で推移しています。家庭用は時短・簡便ニーズや個食・ワンプレート商品の人気も堅調です。一方業務用は人手不足の長期化や調理オペレーションの標準化ニーズの高まりを背景に、冷凍食品の導入が進んでいます。ECや専門店、自動販売機など販路の多様化も進行しており、利便性の向上が市場拡大を後押ししています。
いまや食品メーカー以外の業界も注目する冷凍食品業界について、最新マーケット情報と、その収集方法について、解説していきます!
目次[非表示]
- 1.冷凍食品の市場規模
- 2.冷凍食品の市場動向の調べ方は?
- 2.1.インターネット上のオープン情報から調べる
- 2.2.官公庁統計、業界団体情報から調べる
- 2.3.業界専門情報から調べる
- 2.3.1.専門業界誌・調査会社など
- 2.3.2.個別企業情報
- 2.4.市場調査会社に新たに調査を依頼する
- 3.冷凍食品市場を知るためのおすすめ情報源3選!
- 4.まとめ
- 5.関連記事のご紹介
冷凍食品の市場規模
総務省「家計調査」によると、1世帯(2人以上)あたりの冷凍食品への年間支出額は、2019年の7,800円から2024年には11,032円へと増加していて、5年間で約1.4倍となっています。共働き世帯の増加や調理簡便ニーズの高まりを背景に、冷凍食品が日常的な食品選択肢として定着していることが、支出額の拡大につながっていると考えられます。

出所)総務省 家計調査 よりMDB作成
冷凍食品の市場動向の調べ方は?
次に、冷凍食品の市場動向や主要プレイヤー情報、今後の市場予測情報を、自分で収集する場合にどんな方法があるのか?について解説します。
冷凍食品のマーケット情報で重要な市場規模、企業シェア・予測等を調べる方法としては、①インターネット上のオープン情報から調べる、②統計情報から調べる、③専門業界情報から調べる、④市場調査会社に新規調査を依頼する、の4つの方法があります。

インターネット上のオープン情報から調べる
Googleなどのウェブブラウザで「冷凍食品 市場規模」、「冷凍食品 市場予測」などのキーワードで検索すると、多くの記事情報がヒットします。この記事情報を辿っていくと、市場調査レポートの発行元が発表しているプレスリリースや、国や業界団体、シンクタンクが発表している無料の調査報告書が見つかります。これらの情報を見ることで大きな潮流はどなたでも把握できると思います。
官公庁統計、業界団体情報から調べる
信頼できる情報源としては、第一に国の統計があげられます。その次に業界の企業が加盟している業界団体の情報です。該当の統計があれば、そこで市場規模の情報が入手できます。
インターネット等で、冷凍食品や冷食、料理、食事などのキーワードで業界団体や関連の官公庁サイトを探し、統計情報があるかを確認、その中に冷凍食品の情報があるかを調べます。
官公庁
冷凍食品に関する統計ですと、総務省の「家計調査」が情報源としてあげられます。
家計調査は、メーカー側の生産や出荷といった市場情報ではなく、一世帯あたりの家計収支に関する統計です。品目別の支出金額や、購入頻度などの情報をみることができます。冷凍食品は「食料」の中の「調理食品」というカテゴリー内、「冷凍調理食品」という品目で記載がされています。
また、経済産業省の経済構造実態調査においても、「冷凍調理食品製造業」として出荷額や事業所数データを確認できます。
業界団体
業界団体では、日本冷凍食品協会があります。冷凍食品に関する統計は基本的にはここで取られているものがほとんどですので、必ず見ておくべき情報源でしょう。
日本冷凍食品協会では、国内における冷凍食品の生産量を品目別・用途別で調査しているのに加え、一人当たりの消費量や、「冷凍食品の利用状況」というアンケート調査も実施しており、消費者側の目線に立った統計もそろっているのが特徴です。

業界専門情報から調べる
専門業界誌・調査会社など
「冷凍食品 新聞」、「冷凍食品 雑誌」などで検索をし、出てくる業界専門誌のサイトなどから冷凍食品市場の情報を入手するという方法もあります。
冷凍食品に関係する業界新聞としては、冷凍食品新聞社の「冷凍食品新聞」を筆頭に、食品産業新聞社の「冷食日報」や日本食糧新聞社の「日本食糧新聞」などがあります。新聞以外では日刊経済通信社の「酒類食品統計月報」、ダイヤモンド・リテイルメディアの「DIAMOND Chain Store」なども注目情報源です。
また、冷凍食品のような「食」に関わる業界は、世の中のトレンドや消費者のライフスタイルの変化によって急激に市場も変わっていきます。そういった意味では、冷凍食品のことだけではなく、広く世の中の動き、消費者の傾向を把握しておいた方が良いかもしれません。
個別企業情報
話題になっている企業のサイトや、決算発表情報の内容を確認すると、有用な情報が記載されていることも多くあります。冷凍食品業界では、マルハニチロや味の素冷凍食品やニチレイといった大手企業のサイトをチェックすると、業界の課題、新技術の開発、工場建設、決算見通しなどの情報もわかります。決算予報や、中期経営計画なども公開されていますので、予測を考える上での有益な参考情報となります。
市場調査会社に新たに調査を依頼する
先にご紹介した方法で期待する情報にたどり着くことができなかった場合、また、情報量が多く、取りまとめることが難しい場合、市場調査会社に依頼をするという方法もあります。公開情報を幅広く集めて、整理・分析するということに加え、有益な情報を保有する業界関係者・有識者等を探索し、インタビューを通してオリジナルな情報を収集し報告する形式をとっており、より深い情報を取得したいといった場合に有効な手段になります。
▼市場調査にお困りならMDB ⇒資料ダウンロード(無料)はこちら 
冷凍食品市場を知るためのおすすめ情報源3選!
弊社が運営するマーケティング・データ・バンク(MDB)でも、メンバー企業様から冷凍食品市場に関する調査相談を数多くいただいております。ここでは、弊社の情報コンサルタントが厳選した「冷凍食品」に関するおすすめ情報源を3つご紹介します!
統計資料 / 日本冷凍食品協会
https://www.reishokukyo.or.jp/statistic/
日本冷凍食品協会が毎年発表している統計です。主に国内の冷凍食品生産量、消費量についてまとめられているほか、海外からの輸入量もデータを取っているので国外についても情報収集が可能です。
また、消費者へアンケート調査をした「“冷凍食品の利用状況”実態調査」も同サイトで見ることができますので、消費者側の情報収集にも有効なサイトとなっております。
2025年食品マーケティング便覧 No.2 / 富士経済
食品市場を全5巻構成で体系的に整理し、幅広い品目のマーケットデータを俯瞰できる資料です。各品目について市場規模、予測、メーカーシェア、ブランドシェアに加え、温度帯別、用途別、チャネル別、パッケージ動向など、切り口が細かいのが特徴です。
第2巻で、冷凍調理食品・冷凍素材食品を中心に取り上げられています。冷凍餃子、冷凍米飯、冷凍麺、冷凍野菜など細かい品目別に市場を把握する事が可能です。
ワンプレート冷凍食品-MDB有望市場予測レポート- / 日本能率協会総合研究所
ワンプレート冷凍食品は、主食・主菜・副菜を一容器にまとめ、電子レンジ加熱のみで一食が完成する冷凍食品で、冷凍技術の進化により一括加熱と高い品質再現が可能となりました。
2015年に先駆けとなる製品が投入されて以降、2022年以降は大手各社が参入し、和洋中やエスニックまで商品展開が拡大し、市場が拡大しています。調理の時短・省力化ニーズの高まりや後片付け不要といった利便性が、幅広い生活者層に支持されています。
本調査結果の詳細は、会員制のリサーチプラットフォーム MDB Digital Search(https://search02.jmar.co.jp/namdbds/top)に同レポートを収録し、ご提供しております。
まとめ
今回は、冷凍食品の市場動向の調べ方について解説しました。需要の急激な増加により、利用形態や消費者意識など目まぐるしく変化しているこの業界は、異業界の参入などで今後ますます目が離せなくなっており、情報収集の重要性が増してきています。
弊社マーケティング・データ・バンク(MDB)にも関連資料は豊富に取り揃えていますので、もっと詳しく調べたい方や、有益な情報源を知りたい方は、ぜひお気軽にご相談ください。MDBメンバー企業の方はすぐに調査をご相談いただくことも可能です。
▼市場調査にお困りならMDB ⇒資料ダウンロード(無料)はこちら


