レポート2026年2月25日

水上太陽光発電市場2030年に4,154MW規模へ

水上太陽光発電市場2030年に4,154MW規模へ
※日本能率協会総合研究所MDB推計

株式会社日本能率協会総合研究所 マーケティング・データ・バンクは、MDB Digital Searchの「MDB有望市場予測レポート」シリーズにて、水上太陽光発電の世界市場を調査し、市場規模を推計しました。

水上太陽光発電市場概況

  • 2030年の水上太陽光発電の世界市場は4,154MW規模となる見込み
  • 水上太陽光発電は、ため池や貯水池などの水上に太陽光パネルを設置する発電設備
  • 水面冷却による発電効率向上、蒸発抑制による水資源保全などの多様な効果で注目を集める
  • アジアが中心の市場、特に中国が先行して導入拡大
  • 内水のみならず洋上での実用化も進展

水上太陽光発電は、ため池、湖、貯水池などの水上に太陽光パネルを設置する発電設備です。水上への設置には、耐久性・耐候性に優れた高密度ポリエチレン(HDPE)製フロート(浮体構造物)、風や波の影響による設備の移動・衝突を防止するアンカー(錨)とロープなどを組み合わせた係留設備を使用します。

水上太陽光発電市場は、再生可能エネルギーの導入拡大に伴い、陸上での太陽光発電設備の新規設置が可能な適地の確保が難しくなる中、用地制約を回避できる新しい発電方式として立ち上がりました。陸上太陽光発電のように設置場所を平らにする土地造成工事が不要であるほか、水面冷却による太陽光パネルの発電効率の向上、貯水池などの水の蒸発抑制に伴う水資源の保全などの多様な効果が注目されています。地域別では、アジアが中心の市場となっており、特に中国が先行して導入を拡大しています。

市場では、水生生物や鳥類などの生態系への影響評価や水上特有の運用管理の効率化などの課題はありますが、内陸水面に加え洋上での実用化も進みつつあり、技術進展を通じて新たな再生可能エネルギー分野として今後も成長が期待できます。世界の市場規模は、2024年の2,162MWから、2030年には4,154MWまで拡大すると予測しています。

本レポートは、水上太陽光発電設備の世界市場を対象とし、発電設備の設置容量(最大出力)をベースに市場規模を算出しました。

本調査結果の詳細は、JMARが提供するリサーチプラットフォームMDB Digital Search(https://search02.jmar.co.jp/namdbds/top)に同レポートを収録し、ご提供しております。

MDB有望市場予測レポートシリーズは、今後、成長が期待できる有望・注目製品/サービス/市場について、MDBが独自取材を実施し、取りまとめたオリジナルレポートになります。MDB Digital Searchをご利用いただくとすべての有望市場予測レポートがご覧いただけます。

レポートの構成(計7ページ)

  1. 調査対象市場定義
  2. 市場規模・予測
  3. 価格動向
  4. マーケットシェア
  5. 主要参入企業
  6. 主要参入企業動向
  7. 市場構造・ビジネスモデル
  8. ユーザー動向

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